生活

多頭飼育崩壊が深刻、一番迷惑を受けているのはペットたち

飼い主が、ペットが増えすぎたため対応できなくなる「多頭飼育崩壊」が相次いで起きています。普通に考えればなぜ?と思われるのはあたりまえ、言い分はあるかもしれませんが、最終的に一番かわいそうなのはペットたちです。

今回は多頭飼育崩壊を調べてみました。何がいけないのかを確認していきましょう。

多頭飼育崩壊が起きた考えられる原因

なぜ多頭飼育という現状が起きてしまうのでしょうか。まずは原因を考えてみましょう。そこから多頭飼育崩壊がみえてくるかもしれません。

避妊・去勢手術をおこなわない

基本的な原因はここです。避妊や去勢手術をおこなわないために増え続けるといった原因がありました。その結果、ペットが増え続け劣悪な環境での飼育が始まるのです。

許容範囲を超えてしまった現状に、飼い主の頭もオーバーヒート、まともな判断ができなくなっていくのでしょう。早い段階で止めないといけないのに対応をしないということが考えられます。ではなぜ去勢手術を行わなかったのでしょうか。

可愛いから手術できない

飼育しているペットが可愛いから去勢手術できないと考えているようです。最初は2頭ほどで始まった飼育が去勢手術を行わないことで繁殖をはじめ、結果、多頭飼育崩壊が始まるという訳です。

多くの場合、周囲に迷惑をかけているという認識がない人がほとんどです。さらに増え続けたペットで家計を圧迫、次のことが疎かになっていきます。

  • ペットの飼育に必要な広い場所を準備できない(増えすぎたため)
  • 増えすぎたため病院に連れていくことができない
  • 餌を与えるのも辛い状況になる

これらの結果、臭いや鳴き声などにより近隣住人からの苦情を訴えれてしまうのです。

最悪の結果は、共食いをしてしまうケースまでも、考えたくもありません。

飼い主が高齢

飼い主がご高齢のため、飼育を放棄してしまうケースもあります。最初はなんとかしたいという気持ちがあったのですが、段々とどうにもできなくなってしまう状況です。もちろん何とかしたいという気持ちがある人もいますが、結局なにもしないままに放っておく状態になってしまうのです。

中には飼い主が痴呆症などの病気になるケースも考えらえます。そのため、動物たちの飼育ができなくなるのです。ペットの飼育ができなくなり多頭飼育崩壊に陥ってしまう、周囲が気づいたときには手の施しようが無い状態になっています。

また最初はボランティアで「困っているならば私が飼育する」という気持ちだったのかもしれません。ただ最終的には周囲に迷惑をかけてしまう結果となるのです。

ブリーダーによる多頭飼育崩壊

正直これが一番許せません。お金を稼ぐためにブリーダーをはじめ、知識がないことから多頭飼育崩壊に陥るケースです。また、劣悪な環境になることを分かっていて行うブリーダーもいます。

もちろんそのようなブリーダーばかりではありませんが、結果的に売れ残ってしまった動物達を、むりやり劣悪な環境へ放り込む人たちも世の中にはいる、これは許せない行為です。

実際にあった多頭飼育崩壊

最近実際におきてしまった多頭飼育崩壊を見てみましょう。

引っ越しか殺処分を迫られる

約60匹ほどに増えてしまった犬たち、これだけの頭数を1人の女性が飼育していたのです。結果、近隣住民に迷惑をかけていることから保健所に殺処分が引っ越しを迫られてしまいました。飼育されている犬の中には毛が抜け落ちているかわいそうな犬も見られたのです。

多頭飼育崩壊になった原因

最初は捨て犬やケガをした犬を引き取ることから始まったそうです。善意から始まったようにも考えられます。

多頭飼育崩壊の原因は避妊や去勢などの費用が高くて何万円も支払う事ができないことから、犬が繁殖をしてしまったようです。増えていく犬たち、徐々に餌を与えるのもやっとの状態になっていきました。ここから多頭飼育崩壊になってしまったという訳です。

飼い主には「生まれてきた命は育みたい」という気持ちが強かったようです。とにかく犬たちの食費を稼ぎたいという思いから無理な仕事量をこなしました。「本当はこのまま飼い続けたい、一頭一頭特徴がありかわいい子たち、本当は育てたいけどそういう訳にはいかない」と話す飼い主、それには次のように理由がありました。

近隣住民の声

近隣住民による訴えは仕方ない内容です。近くに住んでいれば誰もが不満を露にするような状況でした。

  • においがひどい
  • 窓からも吠えるし、ケンカしているようにでキャンキャンうるさい
  • 散歩もさせてない状況、飼い主にその気がなくともある意味虐待

実はこの飼い主、60匹に増えたのは初めてではなかったのです。数年前にも多頭飼育崩壊に陥り、保健所で約50匹ほどが強制的に殺処分された過去がありました。そのような過去があるにも関わらず繁殖を繰り返し、一時期は約90匹にまで増えたのです。

飼い主は責められて当然と分かっている、ただ今いる犬たちを生かしたという思いは強いようでした。そのため最終的に次の手段を行ったのです。

動物愛護団体に相談

ここから犬の保護が開始、里親探しが開始されました。殺処分か引っ越しまでの期限は3日、タイムリミットは大分近づいていました。

しかし動物愛護団体の頑張りにより「全国の保護団体と個人の人からたくさんの声が上がった」結果、全頭の行き場所が決定したのです。この結果には心温まる思いでいっぱいになりました。

ただ今回はハッピーエンドになりましたが、最悪な結果も考えられる多頭飼育崩壊、いくら始まりは善意でも注意しなければいけないのです。

まとめ

一番心に響いたのが「飼い主にその気が無くとも結果的に虐待行為」この言葉が一番この問題で重要だと感じました。なにがいけないのか?これを考えるためにも、この言葉を理解しないといけないと考えます。

これは多頭飼育崩壊に限ったことではありません。世の中には結果的に虐待行為というので溢れています。自分にも当てはまる行為は無いかを確認することが、学ぶべき点なのかもしれません。